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Web会議のトラブル対策 Web会議入門
Web会議を実際に利用した際にいくつかのトラブルが考えられます。ここでは、Web会議のよくあるトラブルとその対策について説明していきたいと思います。
1. ハウリング
Web会議に限らず、スピーカーから「キーン」という大きな耳障りな音が聞こえたことはありませんか。その「キーン」という音が『ハウリング』です。ハウリングの原因は主にマイクです。マイクとマイクを近づけてしまったり、マイクとスピーカーを近づけたり、その他機械とマイクを近づけたことでハウリングが発生してしまいます。
- マイクとスピーカーを近づけない
- ヘッドセットとスマートフォンを近づけない
- マイク部分を手や物で塞がない
- ハンドマイクのマイク部分に持たない
2. 映像や音声が途切れる
Web会議システムはインターネット回線を使用するので使用場所や回線の状況、通信速度に影響を受けます。よく挙げられているのが映像や音声が途切れたり乱れてしまう現象です。円滑な会議進行のため、利用する前には必ずネットワーク環境が整っているのかどうか確認する必要があります。
- WiFiの再接続、デバイスの再起動
- 無線環境で接続している場合、可能であれば有線LANに切り替える。
- 電波を拾えるよう、ルーターの近くに移動する
- スマートフォンから参加している場合は、4G・LTE回線に切り替える。
3. 声が聞こえずらい
Web会議参加者から「音が聞き取り難い」「音が小さい」「雑音が入る」と言われたことはありませんか。導入後、それが続くようであれば、もしかしたら「Webカメラに内蔵されているマイク」が選択されてしまっているのかもしれません。
- Web会議システムの設定において「内蔵マイク」が有効になっているのかもしれません。会議をおこなう前に、ヘッドセットのマイクが有効になっているかを確認してみましょう。
- 選択されたマイクを変更する。
- 機器を一度USBコネクタから抜き、再度接続する
- スピーカーをお使いの場合はエアコン・換気扇などの音も拾う可能性があるので近くにスピーカーを置かないようにしましょう。
4. ミュートを忘れて雑談
Web会議で結構多いトラブルが「ミュートを押すのを忘れて雑談してしまった」ことです。会議終了後に、音声を切らずに雑談を始めてしまう人が結構いらっしゃいます。たとえば本社と支店の会議後に、ミュートを忘れてしまったら問題に発展する可能性もあります。自分達の声が聞こえてしまっているのに、雑談や相手の噂話などをし始めてしまうなどがないよう特に注意が必要です。
これはとても簡単なことです。ミュートを絶対に忘れないようにすることです。忘れがちな人は、パソコンの側や目につく場所に「Web会議が終わったらミュートを押す!」と紙に書いて貼っておくと良いでしょう。
5. 声が届いていないにも関わらず話し続ける
Web会議システムを導入したばかりの頃は、相手にきちんと声が聞こえているか、映像が届いているか確認してから会議を始めるはずです。しかし、慣れてくると、その確認をせずに話し始めてしまいます。会議が始まってから数十分経った頃に、相手側から「声が聞こえない」と言われ始めて自分の失態に気づく方は多いのではないでしょうか。
これは確認ミスです。まず、Web会議を始める前に相手側にきちんと声が届いているか確認するだけでトラブルを回避することができます。