テレビ会議システムでカメラが再生できない場合の対処方法

現状のSOBA mieruka もしくはSOBA CITYはカメラの再生ができない場合、再試行ボタンを押すとほとんどカメラの再生が復帰するようになっていますが、極稀にエラーで再生できないケースがあります。

今回のエントリーではカメラが再生できない場合のトラブルシューティングをまとめてみました。

再試行で再試行ボタンを押しても復帰しない場合、以下のどのケースにあてはまるのか？ご確認ください。映像の送信元か受信元で確認方法が異なります。

現象が発生した時のパターンと解決方法

１．受信側だけでなく送信している側もエラーになっている場合

→送信元の設定や環境を確認してください。

A．カメラに付属のソフトやWindows XPの場合、エクスプローラーでカメラが表示されるのか？確認して頂きたいと思います。カメラに付属のソフトなどで再生できない場合は、カメラの取り扱い説明書をご覧になって、付属ソフトで再生できるのを確認してからSOBAでお試し下さい。

・USBの帯域不足やドライバーの問題が考えられます。USBの差し込み口を変更して、他のUSB機器をなるべく利用しないで下さい。またカメラのドライバーをメーカーから最新バージョンをインストールしてお試し下さい。

上記の方法を試しても解決しない場合、SOBAのシステムが壊れている可能性もあります。一度、SOBAを再インストールしてみて下さい。

弊社で動作確認をしているカメラのリストはこちらになります。このリストも参考にして下さい。

２．受信側はセッションに参加している人全員のカメラが再試行になっている場合

→受信元の設定や環境を確認してください。

A．ハード的なトラブル、もしくはネットワークの帯域不足、ファイヤーウォールの設定、もしくはSOBAのシステムが壊れている可能性があります。

・一度、SOBA を再インストールをしてお試しください。

・ハードウェアの異常の場合、グラフィックドライバーの更新を試みて頂くと再生可能になる場合があります。各グラフィックドライバーメーカーで最新ドライバーの更新をお試し下さい。

・ADSLなどネットワークの帯域不足が考えられる場合、カメラの設定を最小にしてお試し下さい。

・ファイヤーウォールでカメラとマイクの通信を遮断している可能性があります。一度、セキュリティソフトを無効にしてお試しください。

無効にしてカメラの再生が可能になった場合、ファイヤーウォール等の設定を変更して頂く必要があります。

※パーソナルファイヤーウォールの場合、SOBAで利用するSOBAのインストールディレクトリ内にある、jreの中のjava.exeを許可して頂くだけで構いません。特に注意して頂きたいのはUDPパケットの5000番台を遮断されていると、カメラとマイクが遮断されてしまいます。

３．受信側でエラーになる人物が、セッションに参加している他の受信元でも再試行になっている場合

→送信元の設定や環境を確認してください。

A．解像度を変更して頂くと再生できる可能性があります。

・変則的な解像度の場合、再生できない事があります。
設定ツールを起動して一度、リスト更新を行った後で、160×120、もしくは320×240に変更して下さい。

４．受信側でエラーになるケースで、セッションに参加している他の受信元では正常に再生されている場合

→受信元の設定や環境を確認してください。

A.セッションに参加しているメンバーの中でCPUの負荷が異常に高いPCがある場合、それが原因でカメラが再生されないケースがあります。推奨スペックを満たしているのか再度ご確認下さい。

CPU負荷に問題が無い場合、お手数ですが再生できない送信先に一度セッションから脱退してもらって下さい。その方が再度参加すれば再生できる可能性があります。

黒くなる場合

また、再試行とは別の問題ですが相手の映像が黒くなる場合があると思います。

その場合は以下の事をご確認下さい。

・デスクトップ共有を起動している場合、カメラの設定を変更するか、再生が止まっているユーザーのカメラの映像をフローティング表示にしてお試し下さい。
・デュアルディスプレイなど複数のディスプレイを利用している場合はカメラの映像は完全にサポートしておりません。動かないケースも出ると思いますがご了承ください。
・Windows XPの場合、ハードウェアアクセラレーターを調整して下さい。

カメラが黒くなった場合の対処方を参考にしてください。

それでも復帰しない場合はCITYの場合はtwitterや掲示板で、mierukaの場合は弊社にご相談下さい。当ブログのコメントも受け付けております。その際、毎回必ずエラーになるのかどうかの確認をお願します。