ビジネスに特化したTV会議システムのSOBA mierukaとフリーで使えるTV会議システムのSOBA CITYでは、利用できるOSにWindows 2000とWindows XP、そして最新のWindows Vistaで動作する事を保証していますので、テスト作業で、OSによる動作の違いによる検証作業は必須です。
しかし、OSに依存する動きか機種依存によるのか非常に曖昧な時や、同じスペックでOSによる差異を検証したい場合などに、同じPCに異なるOSをインストールして検証しています。
この時、もちろん既存のOSは残したままにしたいので、デュアルブートにします。
本日のエントリーでは、少しSOBA mierukaとSOBA CITYの話から脱線しますが、メーカー製のWindows Vistaプリインストールマシンに、Windows XPをデュアルブートでインストールする方法をご紹介します。
■Windows Vistaプリインストールマシンに、Windows XPをインストールする方法
※尚、以下の操作を実行してPCが不調になってもSOBAプロジェクトでは一切責任を持ちません。自己責任でお願いします。またお問い合わせも受けてつけておりません。
※Windows 2000とのデュアルブートも同様に可能です。
※ここでは、CドライブにVista DドライブにXP EドライブがDVDドライブとします。
1.メーカー製の場合、リカバリディスクを作成します。
2.Windows XPをインストールする領域を確保する為、Dドライブのパーテーションを作ります。
Windows Vistaではディスク管理メニューから既存のCドライブを圧縮すると、未割り当ての領域ができますので、ここに新規にDドライブを作成できます。
3.Windows XPのインストールCDから起動させ、インストール途中のインストール先パーティションの指定で空きパーティションを指定します。
4.Windows XPのインストールが完了すると、Windows XPでしか動かなくなります。これはWindows Vistaのブートマネージャーが壊れてしまった為です。
Windows Vistaのリカバリディスクの一枚目からVista用のMBRを復帰させるため、
ディスクをセットしてから、Windows XPのコマンドプロンプトから以下のコマンドを打ちます。eはドライブ名です。
>e:\boot\ Bootsect.exe -NT60 All [ENter]
4.続けてブート構成情報の編集を行います。コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力して既存のエントリを削除します。
>c:\winodws\system32\bcdedit -delete {ntldr} /f [Enter]
5.エントリを追加するため、以下のコマンドを続けて入力してください。”” 内は何でも良いです。
>c:\winodws\system32\bcdedit -create {ntldr} -d “Windows XP Professional SP2 ” [Enter]
6.起動のための情報を追加するためにさらにコマンドを入力します。
>c:\windows\system32\bcdedit -set {ntldr} device partition=c: [Enter]
7.Windows XP用のエントリにブートローダー(Windows XPのブートローダーはntldr)の情報を追加する為、またコマンドを入力します。
c:\windows\system32\Bcdedit -set {ntldr} path \ntldr [Enter]
8.メニュー情報の追加のため、更にコマンドを入力します。
c:\windows\system32\Bcdedit -displayorder {ntldr} -addlast [Enter]
9.再起動するとデュアルブートできるメニューが表示されます。
でもドライバのインストールが大変かも知れません。まずはVista用のドライバを無理矢理入れると動く可能性があります。